「なんか今日暖かいよねぇ…」
「昨日寒かったし、これくらいがちょうどいい」
「ははっ！鉢屋は寒いの駄目だもんね」
「そうそう、私、繊細なんです」
「自分で言うかそれぇ」

委員会なんて、あってなきが如し。
1年生二人は自分たちとは違い、勉学に励んでいる。
これじゃあどっちが先輩か分かったもんじゃない。

…ああ、それにしてもあったかい。

瞼、重いなぁ…
枕が欲しい、と思い、辺りを見渡す。
お、これは丁度良い。

「何してんの？」
「何って…うたた寝しようと思って」
「…俺を枕にしようって？」
「だって丁度良いところにあったし」
「お前のために此処にいるわけじゃありませんけども」
「はぁ…勘右衛門また太った…？」
「またってなんだよばぁか！太ってねーっつの！」

あー…やばい、ほんと寝そう…

だから忘れず言ってやる。

「庄ちゃん、彦ちゃん、枕、まだ余裕あるから眠くなったらこっちおいで」
「………んもー、鉢屋ぁ、覚えてろよぉ…」






学級好きー＾/////＾